case.1 ネイルの繰り返しによるダメージ

ジェルネイルの繰り返しから自爪にダメージを与えてしまうトラブルが増えています。特に多く聞く声が
といったものです。こういったトラブルの主な原因はネイル施術時の土台作りにあります。しっかりとした土台を作らないと丈夫な爪が生えません。例えば、必要以上に自爪を削るような施術をしていては当然自爪がどんどん薄くなってしまいます。爪は層となって形成されていますので割れたり薄くなってしまうのはこの層の上部を剥がしてしまっていることが原因です。また、オフの時にも同じことが言えます。ネイルサロンではなくご自身でオフをされる場合は、オフに使用する液体が指先の乾燥を招き、割れやすい状態になるので注意が必要です。しっかりと爪用の保湿剤を使用してください。丈夫な爪は指先の筋肉を安定させる役割があるため、キレイな指を作るには指の健康は重要な要素となります。
上記のような症状でお悩みの方は皮膚科にご相談ください。ネイルサロンでのトラブルが近年多くなっておりますので、しっかりとした知識のあるネイルサロンの選択を心がけることが大切です。


case.2 幅広爪・男爪

男爪・幅広爪は医学的に正式名称ではありません。ここで言う男爪とは、男性の爪ではなく、女性の爪で爪幅に対して爪の長さが短い爪のことを言います。爪の形を変えるのは、指の形を変えることになりますので理論上は不可能なのですが、多くの場合は爪のお手入れ、仕事や家事の指先の使い方などに原因があるため、このような原因を排除・改善しながら育成することで男爪・幅広爪を緩和していくことができます。
男爪・幅広爪の主な原因は爪の裏にあります。仕事や家事などで爪の裏に負担のかかる使い方をしていたり、ゴシゴシと爪の裏まで洗ってしまっている方が意外に多いのです。爪の裏にはハイポニキウムという層があり、主に「爪と指をくっつける役割」「爪と指の間から菌が入らないよう守る役割」という働きをしてくれています。爪を裏側から見ると、爪と指の間に白い皮のような皮膚が見えると思いますが、この白い皮のような皮膚がハイポニキウムです。このハイポニキウムが爪の育成に大きな役割をしているため、ハイポニキウムへのダメージは絶対に避けなければなりません。ハイポニキウム(ピンクの部分の育成)については別ページを設けておりますので下ボタンよりお進みください。
男性の様な爪に対してコンプレックスをお持ちの方はとても多く、今までにたくさんの相談を受けてきました。多くは美しいスラッとした指と爪への憧れから自己評価が低いだけの、いたって一般的な女性の爪なのですが、ハンドモデルの様な指先への憧れは理解できます。症状の重い、軽いに関わらず、男爪・幅広爪でお悩みの方は皮膚科へご相談ください。


case.3 深爪

深爪は皮膚を露呈するくらい爪を切った状態を指します。指先は毛細血管が集まる繊細な場所で感染なども考えられるため軽く考えるのはとても危険です。化膿性爪囲炎などの発症も考えられるので早期の相談、早期の対処が重要です。深爪については別ページを設けておりますので下ボタンよりお進みください。


case.4 その他のお悩み

皮膚科に相談するべき症状から、ご家庭でのケアで解決できるような症状まで、指先のお悩みは様々です。自己判断は大変危険ですので、少しでも不安な要素があれば必ずネイリストさんではなく皮膚の専門家にご相談ください。感染などから大きな病気に繋がる場合もございますので、放置せずにご相談いただくことが大切です。

